閉経したらどうなる?閉経前後に起こるカラダの変化

40代、50代と年齢を重ねると
身体にいろいろな変化が起こりますよね。

特に、閉経となると
何十年も毎月あったものが終わるのですから
気持ちの面とカラダの変化と両方を経験することになります。

そういった意味でも
この閉経前後は忍耐の時期と言えるのではないでしょうか。

そして閉経の後には、健康面で
さまざまなことが起こりうる時期なので
注意が大切になってきます。

marimari

今後、楽しく過ごしていくためにも
閉経後の健康対策はしっかりしていきたいものですね。


今は多くの情報を簡単に得ることができますので
閉経前後に起こるカラダの変化、
そこに伴う健康のリスクを知り自分を守ることができます。

人生を豊かに過ごすために
閉経後に起こる身体の変化と
対策について詳しくまとめました。

ぜひ参考にしてみてください。



閉経前のサイン5つ

  1. 月経周期の不規則性 – 生理がいつもと違う周期で来るようになる。
  2. 更年期障害 – 突然の体のほてりや暑さを感じる症状。
  3. 睡眠障害 – 夜間に眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなる。
  4. 気分の変動 – イライラしたり、気分が落ち込むことが多くなる。
  5. 身体的な変化 – 体重の増加や肌の乾燥、髪の質感の変化など。

この5つが閉経前のサインとして
代表的ですが、人によって様々。

日々の生活の中でカラダの変化に
気をつけながら対処して過ごすことが一番です☆

そして、健康的な食事や運動を心がけ
変化が現れたときは早めに病院で受診することが
何よりも大事。

閉経期の健康管理は、
人生の後半を楽しむための
大切なステップなので変化を放置しないよう心がけましょう。

次の章で
さらに変化について詳しく解説しますね。

生理がいつもと違う周期で来るようになる

月経周期の不規則性は、
閉経が近づいている最も一般的な兆候の一つです。

通常の周期が短くなったり、長くなったりしますし
月経の量も通常より多かったり少なかったりと変化がみられます。

これは、卵巣の機能が徐々に低下し
女性ホルモンのバランスが変わるために起こる症状です。

ホットフラッシュなど更年期障害がでる

ホットフラッシュは、閉経前後によく見られる症状で
突然の強い暑さや発汗を伴います。

ホットフラッシュの原因は
ホルモンの変動によって体温調節機能が影響を与け
急に熱くなったり、汗が噴き出す症状が出るとされています。



眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなる

閉経期には、良質な睡眠を取ることが
難しくなることがあります。

・寝入りにくさ
・夜中に目が覚める
・睡眠が浅い
といった症状です。

これらは、更年期によるホルモン変動
ストレスや不安など様々な原因が重なって
引き起こされることが多いです。

気持ちの変動が多くなる

閉経に向けてのホルモン変化は、気分の変動にも影響を与えます。

イライラ感、怒りやすさ、抑うつ感、気分の波が激しくなる、など…。

日常生活やお仕事、人間関係も含め、
多くに影響を与えることになります。

そうなると精神的に参ってしまい
体調を崩す原因にもなりますので注意が必要です。

体重の増加など身体的な変化

閉経期には、体重の増加、肌の乾燥、髪の質感の変化など
さまざまな身体的 変化が見られます。

これらの変化は、代謝の変化や女性ホルモンの減少によるもの。

体重管理やスキンケア、ヘアケア商品など
補うアイテムがたくさんあるので自分に合ったもので対策しましょう。

閉経後に注意したい3つの健康リスク

糖尿病のリスクが上がる

閉経後、女性ホルモンが減ると
血糖値を下げる力が弱くなります。

これが糖尿病になりやすくなる原因です。

また、お腹の周りに脂肪がたまると
血糖値を下げる力がさらに弱まります。

糖尿病を早めに見つけるためのポイント
・頻繁にトイレに行きたくなる
・疲れやすい
・肌が乾燥する
・体重が減る
・食欲が変わる

これらの症状があったら、早めに病院で検査を受けることが大事です。
定期的に健康診断を受けること忘れずにしてくださいね。

心臓病や脳卒中のリスク

更年期には心臓病や脳卒中のリスクも上がります。

特に、悪いコレステロールが増えると血管が詰まりやすくなります。

青魚やナッツなどを食べて
心臓病のリスクを減らしましょう。

骨の健康にも注意

閉経期には、骨がもろくなりやすいとされています。

これは、女性ホルモンであるエストロゲンが
減少することが大きな原因です。

エストロゲンは骨の密度を保つのを
助ける役割を担っています。

そのため、エストロゲンが減少することで
骨が弱くなり、「骨粗しょう症」のリスクを高めてしまいます。

対策として ビタミンDをしっかり摂取することがおススメ。

ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し
骨の健康を維持するのに重要な役割を果たします。

ビタミンDは日光に当たることで体内で生成されますが
食品からも摂取することができます。

サーモン、マグロ、卵黄、キノコ、牛乳などがビタミンDの源です。
また、ビタミンDのサプリメントを摂取するのも一つの方法。

これらの対策に加えて、定期的な健康診断で
骨密度をチェックしましょう。

骨の健康には、バランスの取れた食事、適切な運動
そして必要に応じてサプリメントの利用が効果的です。

閉経期の女性は、これらの点に特に注意を払い
日々の生活に取り入れることで、骨の健康が守られます。

閉経期の健康管理のコツ

閉経期は女性の身体にとって変化の多い時期です。

体調に注意を払い、適切な健康管理を行うことで
閉経による変化に対応することができます。

閉経期の健康管理のコツをまとめましたので参考にしてください。

健康的な食生活を心がける

閉経期は、心臓病や脳卒中のリスクが
増えるとされています。

このリスクを減らすため、青魚やナッツを含む
オメガ3脂肪酸が豊富な食品を積極的に摂取することが大切。

また野菜や果物、全粒穀物なども
バランスの良い食事には欠かせません。

これらは体内の炎症を減らし、健康維持の助けとなります。

運動習慣をつける

日々の軽い運動は、心臓や脳、骨の健康を促進します。

閉経期は、定期的な運動が骨密度の維持に役立ち
骨粗しょう症のリスクを減らすのに効果的です。

ジョギング、ウォーキング、水泳、自転車など
好みに合わせた運動を選んでください。

週に数回、30分から1時間の運動を目指すと良いでしょう。

ビタミンDの摂取を忘れずに

閉経期の骨の健康を維持するためには
ビタミンDの摂取が不可欠です。

ビタミンDは日光に当たることで
体内で生成されますが食品からの摂取も重要です。

ビタミンDが豊富な食品には、
卵黄、キノコ、脂肪が多い魚(サーモンやマグロ)などがあります。

これらの食品を日々の食事に取り入れることで
骨を強く保つことができます。

定期的な健康診断

定期的な健康診断は、糖尿病や高血圧などの
リスクを早期に発見する上で非常に重要です。

特に閉経期は、ホルモンの変化により
健康リスクが変わるため定期的なチェックが必須です。

年に一度は基本的な健康診断を受け
必要に応じて専門の医師に相談しましょう。

これにより、早期発見・早期治療につながり
長期的な健康を維持することができます。

【まとめ】閉経期の健康対策、活力ある日々のために

閉経期は女性の体にとって大きな変化の時期ですが
適切な対策を講じることで、健康を維持し
より良い生活を送ることが可能です。

日常生活での小さな注意が
大きな健康の差を生むことがあります。

食生活や運動習慣に気を配り、定期的な健康診断を受け
自分の体の変化に敏感になることが、健康で快適な
閉経期を過ごすための鍵となります。