女性が50歳になったらやめたほうがいいこと4選

50代は、人生の節目にあたると言っていい大切な時期。これまでの習慣を見直し、健康的で充実した生活を送るため、自分と向き合うとても良い機会です。

ただ同時に50代の女性は、身体的・精神的な変化も起こり、さまざまな課題に直面することが多いです。そこで、50代の女性が避けるべきこと、やめたほうがいいことについて詳しく解説します。

適切な生活スタイルを実践して、セカンドライフをより豊かに充実した日々を過ごしていきましょう。

1. 不健康な生活習慣

50代になると健康管理が最優先事項となります。そうですよね。

年齢的に生活習慣病のリスクが高まりますから、元気に活動するためにも健康に気を付ける必要があります。なかでも特に避けた方がいい3つの習慣を紹介します。

過度の飲酒

適度な飲酒は問題ありませんが、過度の飲酒は健康に深刻な影響を及ぼします。肝臓や消化器系に負担がかかり、さらには睡眠の質を下げ、うつ病のリスクを高めてしまいます。

特に女性は、飲酒による健康リスクが高いことが知られています。女性は男性に比べて体内の水分量が少ないため、同量のアルコールを飲んでも血中濃度が高くなりがちなんです。

また、女性ホルモンの働きによって、アルコールの分解が遅れる傾向にあります。このため、飲酒による肝臓や乳がんの発症リスクが高まります。

50代の女性は、1日当たりの純アルコール摂取量を20グラム以下(日本酒1合弱、ビール中缶1本弱)に抑えることが推奨されています。さらに週2日以上は禁酒日を設けるなど、節酒を心がけましょう。

喫煙

喫煙の健康被害は深刻で、がん、心臓病、慢性閉塞性肺疾患など、さまざまな疾患の原因となります。受動喫煙による健康リスクも無視できません。喫煙は絶対にやめるべきです。

喫煙は加齢に伴う老化を加速させる可能性も。喫煙者は非喫煙者に比べて、体内のビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質が不足しがちです。これらは、活性酸素による細胞の酸化ストレスから体を守る働きがあり、不足すると老化が進行しやすくなります。

加えて、喫煙は肌の状態を悪化させます。たばこの有害物質によって毛細血管が収縮し、血行不良が起こるから。その結果、肌がくすんだり、しわが増えたりするのです。

不規則な睡眠パターン

質の良い睡眠は健康的な生活を送る上で欠かせません。しかし、50代になるとホルモンバランスの変化から、睡眠の質が下がることがあります。

不規則な睡眠リズムは、さらに睡眠の質を悪化させてしまいます。

質の良い睡眠を確保するために、生活リズムを規則正しくすることが重要。就寝時間と起床時間を一定に保ち、日中の運動や入浴など、睡眠を促す習慣を心がけましょう。

2. 美容と外見へのこだわり

50代に入ると、外見の変化に敏感になり、若々しさを保ちたいと願う女性が多くなりますね。ただ、その願望が行き過ぎると、かえって老けた印象を与えてしまうことも…

次の3つの行動は避けましょう。

過剰な化粧品の使用

年齢に合わない化粧品を使い過ぎると、肌に負担がかかり、かえって老け顔になります。50代の女性は、ナチュラルで控えめなメイクを心がけるのがベスト。

加齢による肌のたるみやシミ、シワを少しでもなくしたいと、あれこれスキンケアを重ねがちですが、肌は年齢とともに薄くなり、過剰な化粧品は肌に刺激を与えてしまいます。

なので、高機能な保湿力の高い美容液やクリームで、しっとりとしたハリのある肌を保ちましょう。そして、ナチュラルなファンデーションなどで、透明感のある肌を演出するのがよいです。

年相応のナチュラルメイクを心がければ、無理なく年齢に相応しい上品な印象を与えられるはずですよ。

若作りの強要

50代になっても、20代や30代の頃と同じようなファッションや化粧を続ける方がいますが、無理に若作りをするのはやはりNGです。年相応でない印象を与え、イタイおばさんと言われます。

確かに、最近は年齢に捉われない自由なファッションが許容されるようになりましたが、それでも節度は大事にしたいもの。

年相応の容姿や服装を大切にし内面の魅力を高めることで、50代らしい品格と華やかさが生まれるはずです。

3. 対人関係

50代になると、対人関係における課題も変わってきます。世代間のギャップや、これまでの経験から生まれる固定観念など、さまざまな悩みが起こる可能性があります。

注意することや、やめたほうがいいことに気を付ければ、より良い人間関係を築くことができるでしょう。

世代間のギャップ

仕事や家庭生活の中で、20代や30代の若い世代と接する機会は多くなります。その際、価値観のギャップから摩擦が生じることも。相手の立場に立って理解を深めることが重要です。

若い世代の新しい発想を取り入れつつ、自分の持つ経験から的確なアドバイスをするといいですね。世代を超えて協力し合えば、相乗効果が期待できます。

プライドと頑固さ

長年の経験から来るプライドと頑固さは、50代の女性に見られがち。これまでの成功体験に捉われすぎると、新しい考え方を受け入れられなくなります。

昭和あるあるの、上下関係や年功序列を重んじ過ぎて、対等な関係を築けないばかりか、このようなプライドや頑固さは、関係性を損ねる大きな原因となります。

柔軟な姿勢と謙虚さを忘れずに、相手の意見にも耳を傾けましょう。
50代こそ、これまでの経験と新しい発想を掛け合わせ、より良い道を示せる存在になれる絶好の機会。世代を超えて理解を深め、柔軟な姿勢を持ち続けることが大切です。

4. 精神的な課題

50代女性は人生の大きな節目でもあり、精神面での壁に直面することが多いとされています。自身の心の在り方について見つめ直す良い機会でもありますので、思考を含め要らないモノは手放していきましょう。

ネガティブな考え方

50代女性は、加齢に伴う体力や健康面での変化から、ネガティブな考え方に陥りがち。「もう年だから」と諦めの気持ちを持ってしまうのです。

ネガティブな思考は、自尊心や幸福感を損ないます。周りの人間関係にも悪影響を及ぼし、生活の質を下げてしまうリスクも出てきます。

50代になっても、前向きな姿勢と好奇心を持ち続けることが何より大切。新しいことにチャレンジし、充実した生活を送ることで、ネガティブな気持ちを払拭できるカギになります。

例えば、趣味や習い事を見つけ、目標を持つことで生き甲斐が生まれます。ボランティア活動に参加するのも良い方法です。

▼▼参考記事

新しいものへの抵抗

一方で、50代になると新しいものを受け入れる柔軟性が失われがち。「昔からこうしてきた」といった固定観念にとらわれ、変化に抵抗を示す傾向があります。

ただ、社会は日々変化を遂げており、そこに取り残されてしまうリスクがあります。新しい知識や技術の習得を怠れば、仕事や生活の場で遅れを取ってしまいかねません。

特にデジタル化が加速する現代社会では、ITリテラシーを身に付けることが大切。50代になっても、好奇心を忘れずに新しいものに挑戦し続けましょう。

変化に柔軟に対応できる心構えを持ち、新しい発想を取り入れることで、豊かな人生が送れるはずです。

やめたほうがいいことを手放し新しさを受け入れよう

50代女性は人生の大切な時期であり、それまでの生活習慣を見直し、新しい生き方を実践する絶好の機会。

これまで紹介した健康面、美容面、対人関係、精神面での行動や考え方のNGパターンを避け、より充実した豊かな50代を過ごしていきましょう。